2006年07月02日

【花の知恵】モーリス・メーテルリンク

■あなたは、「モーリス・メーテルリンク」を、ご存知ですか?

そう、「メーテルリンクの青い鳥」の著者です。
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幸せの青い鳥を探す旅に出て、いくつもの困難に出会い、乗り越えて、初めて

「幸せとは、遠いどこかにあるのではなく、自分の中にある」ものだという事に気付く

というお話しでした。

作者のメーテルリンクは、とても自然が大好きで、この本も元々は「植物図鑑」的なものを

作るつもりだったと聞いたことがあります。

ページの合間合間に紹介されている花たちの絵が描いてあるのですが、

これがまた素敵な色使いで、そのまま抜き出して部屋に飾ったらお洒落な感じになるなぁ

と、いつも思います。

内容的には・・・そう。

当然メーテルリンクの筆にかかるとただの図鑑にはなりません。



■植物全般(特に題名通り花について)の生態を紹介してあるだけと言ってしまえば、

そうなんですが、それがメーテルリンクの詩的な筆にかかると「あ〜ら不思議」

ことさら元気の出る本とか、元気になる言葉の本なんか読まなくても、元気になっちゃう。

その元気のなり方も

「俺が付いてんだから心配しないでど〜んとやっちゃえよ!」

みたいな押し売りっぽいものじゃなくて、

「何か彼のこと思い出すと私もがんばろって、そんな気になっちゃうんだ」的な元気です。



この本を読むたびに「あぁ僕はこんな事くらいで何落ち込んでるんだろう?」とか、

この本を思い出すたびに、ちっちゃな頃皆で作った秘密基地が完成した時の気持ちとか、

知らない隣町に初めて行った時の気持ちにそっくりな感情が出てきちゃいます。

言ってみれば、この「花の知恵」という本は小さな宝物みたいな本です^^



■人生って思うように行かない事ばかりですよね?

順調に行っていると思ったら予期せぬトラブルが起こったり、いやいやそれだけじゃない。

最初からハンデを持った人もいます。

身体が不自由だ。

お金が無いから学校行けない。

経験がないから、

女だから、

男だから、

子供だから、

歳だから、

日本人だから、

元〜だから、

子供がいるから、

結婚しているから、

独身だから、

顔が悪いから、

頭悪いから、

スタイル悪いから、

足が短いから・・・

思いつくまま挙げてみましたが、探そうと思えばいくらでも出てきますよね?

で、

「猫はいいなぁ〜」

「赤ちゃんはいいなぁ〜」

「あの人はいいなぁ〜」

「だってこんな事で悩まないでいいんだからっ!!」

って思っちゃいますよね?



つい、ね。



思うように行かない。ハンデがあるという点では花も同じなんです。

我々生きとし生けるものすべてに共通する使命。

それは子孫繁栄。

次世代に種(しゅ)を残して行くという事です。

当然花もそうですよね?おしべとめしべがあるのは種を次世代に残していくためです。

ところが、花には極めつけといっても良いほどのハンデがあります。



それは、



大地という足かせに永久に縛られ、自由に移動する事が出来ない!という事です。



種を残すために、出会うはずの運命の伴侶とめぐり合うそのために、

旅に出ることが出来ないのです!!

そこで花たちは涙ぐましい努力をします。

知恵をしぼり、

必要であれば身体のつくりを変化させて、

揺るぎなくそびえ建つ宿命と言う名の壁に果敢に挑戦してきました。



手の届かない遠方にいる(かも知れない)見知らぬ伴侶のために、

ある花は風に種子を運んでもらうため綿帽子を考案し、

ある花はプロペラを考案。

ある花は昆虫に花粉を運んでもらう運賃代わりに甘い蜜を考案。

またある花は水中から何とか水上に種子を飛ばす為、

体内の空気を燃料代わりにロケットを考案。



そして、



そして運良く契る事が叶っても、その愛する伴侶の姿を一生見ることは出来ない。

それでも闘うんです!闘い続けるんです!!

どうでしょうか?本当はまだまだありますが、いちいち挙げずとも以上の例で充分でしょう。

花たちの運命との闘いの歴史に頭が下がる思いです。





我々も数々の運命との闘いに勝利してきた先祖、親の子である筈です。

今目の前にある運命、宿命の壁を打ち崩す事が必ずできる筈です!



花の知恵」は僕にとってはバイブルといってもいいくらいの本で、

この本との出会いが無ければ僕の人生は今よりも、もっと色褪せていた事でしょう。

このレビューもあなたにとって素敵な出会いでありますように。



心から願っています。

↓↓↓↓↓↓↓↓
花の知恵
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皆さんは、花がなぜあんなにきれいなのか、ご存知ですか?



子供の頃僕は、ミツバチなどを呼び寄せるために綺麗な色をしているんだと思っていました。

ところが、ミツバチなどは色が分からないそうなんですよ。

つまり、花の色は、別に黒でも灰色でも構わないんですよ。



と、いう事は・・・

花は、

花は、見てくれる人のためにあんなに綺麗な色をしているんじゃないかって、

心を動かされる人のために花はあんなにきれいな色の花を咲かせているんじゃないかって、

そう思うんです。

そう。あなたのために、この花は咲いているんです。




植物学者でもない僕の、直感による自説ですので、

ひとつの珍説として受け取っていただければ幸せです。

ただ、我ながら、そう思える、信じられる僕って素敵だなぁって思います(ぉぃ

posted by 大塚陽一 at 10:10 | Comment(0) | 独り言
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