2007年01月20日

子供の成長に必要不可欠なこと



あなたは「スタンド・バイ・ミー」という映画をご存知でしょうか?

レビューはコチラ↓↓↓↓↓↓↓↓

http://gogopyramid.blog57.fc2.com/blog-entry-81.html

スティーブン・キング原作、ロブ・ライナー監督の映画で、名作の呼び声高い作品です。



この映画では、人の成長において必要不可欠な要素の数々が描かれていて、それを感動しながら自然に学べる素晴らしい映画です。

今日はこの名画「スタンド・バイ・ミー」から、子供の、というか人の成長に必要不可欠なことについてご紹介したいと思います。




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映画の舞台はオレゴン州キャッスルロックという人口わずか1,821人という小さな田舎町です。

ゴーティは遊び友達、クリス・テディ・バーンとはウマが合い、いつも一緒に遊んでいました。

ある日行方不明の少年が鉄道事故で死んでしまって、その死体の居場所を、兄から盗み聞きしたバーンは仲の良いゴーティたちに話し「死体を見つけて有名人になろう」と決めた4人は早速、親に内緒で冒険の旅に出かける決心をします。

野を越え、山を越え、沼ではヒルに吸い付かれ、鉄橋では危うく汽車に轢かれそうになりながら、ついに死体を発見するという物語です。

この二日間の冒険の旅で主役のゴーディとクリスが手に入れた最大の収穫は、

「自分自身と出会えたこと」

でした。




彼らは冒険の旅で新しい世界を体験して生還したのです。

心の中に巣食う魔物と闘い、自分自身も知らなかった自分と出会って生還したのです。



だから冒険を終えて懐かしのキャッスルロックに戻った時町が小さく、そしてどこか違って見えたのです。

町自体はこれまでと何も変らないのに、そう。自分が変ったから世界が変ったのです。

それも良いほうに。

夢と希望が見えるようになったのです。



それまでは自分の環境に絶望し、将来を諦めていたクリスは進学コースに進み、見事弁護士になります。

ゴーディも同じく進学コースに進み、作家になりました。






冒険の旅の最中にクリスはゴーディに尋ねます。

小説家になるのか?」

「やだよ。ものを書くなんて、時間の無駄だ!馬鹿げてるよ」

「それは、お前のパパの台詞だろう?
お前のパパは何も分かっちゃいない。
兄さんのことで頭がいっぱいだ。
代わってやりたいよ、もしも俺がお前のパパなら、就職するなんて言わせない!
お前には才能がある。
ものを書くのがうまい。
でも、それを誰かが育てなければ、才能は消えてしまう。
お前の親がやらないなら俺が守ってやる!」

クリスはゴーディを励まします。

しかも本気で。

この本気で信じ抜き、励ます心があったればこそゴーディは本当に作家になる事ができたのです。

父親にかけられた呪縛と呪いをクリスが解いてくれたのです。
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クリスもまたゴーディに励まされます。

「僕と一緒に進学コースに行こう」

「無理だよ」

「どうして?」

「みんな家庭環境で判断するから・・・」

「そんなことは間違っている!」

そして、クリスは給食代を盗んだ話を告白します。

ゴーディは濡れ衣だと信じていたので失望しますが、クリスの告白は続きます。
実はクリスは給食代を先生に返そうとしたのです。

でも、そのお金を先生が盗み、クリスを犯人のままにしたのです。

「そしていきなり停学さ。先生はその金を使って服を新調した」

「うん、覚えているよ。確か茶色のペイズリー模様のスカートだったね!」

クリスは泣きながら
「俺のことを誰も知らない土地に行きたいよ」
「俺って女々しいよな?」


ゴーディは黙ってクリスの肩に手をやります。
その手は「誰がなんと言おうと僕は君を信じているし、僕が君を守るよ。だから一緒に頑張ろう」
そう言っているようでした。



人を励ますことは励まされることです。

だからお互いに励ましあうことで自己実現が出来るのです。


そして、こうした励まし合いこそ友情であり、愛情というものなのです。家庭の中にもこういう励ましがあることが理想なのですが・・・実際はなかなか難しい事です。

旅の終わりに、ついに4人は死体を発見しますが、死体を見た途端ゴーディが、自分の死んだ兄を連想してパニックになります。

実はゴーディは父親に

「(兄の代わりに)お前が死ねば良かったんだ

と言われたことで、ひどく傷つき、その言葉の呪縛にがんじがらめになっていたのです。

それ以来ゴーディは、本気で自分の方が事故で死ねば良かったんだと思い込んでしまっているのです。
自分の存在価値に対する自信の無さがゴーディをパニックに陥れます。

ゴーディはクリスに質問します。

「どうして兄ちゃんは死んだんだろう?」

「さぁどうしてかな?」

「僕の方が死ねば良かったんだ」

「よせ!そんなことを言うな!」

「パパは僕を役立たずだと言った!」

「パパは君の事を知らないだけなんだ」

「でも、パパは僕を嫌っている!」

泣き始めたゴーディの肩を、今度はクリスがしっかりと抱き、

「君はきっと大作家になる!書く材料に困ったら、僕らのことを書け!」



「・・・きっと、すぐ困るね・・・」



自分の才能が開花する事を真剣に願ってくれる人が居る。

これほど幸せな事はありません。



人の人生において、人から自分の幸せを願われる事は極めて重要な事です。



単なる「頑張れ!」という口先だけでは励ましにはなりません。


クリスのように「父親がお前の才能を守らないなら、俺が守ってやる!」という父性愛にも似た熱い思いがあったればこそゴーディの呪縛は解け、

ゴーディの「僕は君を信じるよ」という思いが、クリスを絶望から救ったのですね。



しかし、実際の我々はゴーディの父親に似た事を、それと知らずに案外気軽にしてしまっている事が多いのです。



親には、子供の心をこういった呪いの呪縛から守り、呪縛を解く使命があります。

そして、男性には友と女性の心を呪縛している呪いを解く使命があります。





童話の世界で、白馬の王子様が女性にかけられた呪いの魔法を解くという話は象徴です。
女性にかけられた呪いを解く鍵は男性が握っています。





と、私は信じています。



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