2007年01月29日

いじめといじめの具体的な解決法と時々映画「X−メン3 ファイナルディシジョン X−Men The Last Stand」に映画「サイレントヒル SILENT HILL」


体操服をなくした1週間後に、授業中、サッカーで転んで怪我をしたことで、親はいじめを疑うだろうか。

保護者会のプリントをなくしたことをいじめに結びつけるだろうか。

食欲が落ちたから、食べると吐くからといって、いじめを疑うだろうか







これは、東京都児童相談センターの心理司として、年間100家族以上の相談や治療を受け持っているという山脇由貴子さんが学校でのいじめの実態と、いじめへの対処法を明らかにした

教室の悪魔

という書籍の中の一節です。



正直、ドキッとしました。



もし我が子であったら・・・



恐らく食欲や食べたものをもどしたら悩みがあると思うでしょうが、何かを失くしたとか、怪我をしたとか、プリントを失くしたら、我が子自身に原因を求めるのではないか?



・・・と思ったからです。






他にも、





女の子同士のいじめで顕著なのは、
「バレたら、あんたのせいだからね」
「その時はもっと、ひどい目にあわせるからね」といじめの発覚を防ぐ「義務」を被害者に徹底して負わせてしまう点にある





我が子がいじめにあっているかもしれない、と感じた時、最初にやるべきことは学校を休ませることである






など、陰湿ないじめの実態、子どもたちが陥りがちな心理状態、行動パターンなど大勢の子供達と真剣に向き合ってきた著者だけに、日々仕事に追われている親が見過ごしがちないじめの兆候が具体的に示されていて、また親にもできる現実的な対処法(子どもから事実を聞きだす際の注意点やテクニック、心のケア、いじめに気づくチェックリスト32項目など)についても実にうまくまとめられています。





我が家では、早くても15歳までは携帯電話を持たせない方針でしたが、



いじめに関する相談の中には、メールを使って誹謗中傷するパタンは非常に多い。本人の知らないところで、すさまじい勢いで噂が広まる




とか、



「○○○の母親は主婦売春しています」と画像つきでばらまかれる嘘メール




とか・・・



学校全体で携帯所持自体を禁止とかして欲しいくらいです。

(でも、不審者誘拐の問題があるからGPSとかのこと出されて無理だろうなぁ・・・で、結局我が子だけが唯一携帯持っていないということが原因でいじめになったりすると洒落にならんし・・・悩むなぁ・・・)





本当に人生に必要ないことは起こらないなぁ・・・というのを感じたのが、
この本の存在を知るとほぼ同時に、映画「X−メン3ファイナルディシジョン」と「サイレント・ヒル」を観ていて、丁度こういった問題について考えさせられていたのですよ。

だから、かなりタイムリーな課題だった訳です。



まず、「X−メン」シリーズは、最初から人種差別や自己実現などがテーマでしたが、「X−メン3ファイナルディシジョン」では、その辺りをうまく分かりやすく描いていて、私は3回ほど涙をこぼしてしまいました。

昔からSFやファンタジーというのは、現実問題をうまく比喩的表現で表せてそのものズバリをテーマとして扱う作品よりも、観客に浸透しやすくていいなと思っていましたが、今回の「X−メン3ファイナルディシジョン」が、正にそれでした。

過去のシリーズを観ていなくても(観ているに越した事はありませんが^^;)遜色ない作品だと思いますので、人種問題や差別問題、いじめ問題、虐待や親子の問題に関心のある方には、お奨めの作品です。



作中で私が一番気になっていたのが、オープニング・シーンです。




舞台は突然変異のミュータント(当然、人類の理解を超えた存在なので迫害されています)が、存在する現代から10年前、あるビルの洗面室に少年がこもっていて背中を何かの器具で擦っています。

「もう一時間以上になるぞ!何をしているんだ!?」

と、父親が無理やりドアを開けると・・・白い鳥の羽が床に散乱していて血だらけの器具・・・

「お前・・・まさか・・・」

「ごめんなさい・・・パパ・・・」

涙でぐしゃぐしゃになった少年の背には、もう何回も切り取られた羽の痕が・・・




というシーンです。

パパの期待通りの普通の子じゃない自分で「ごめんなさい」って・・・

分かります。

もうこのシーンですでに涙がちょちょ切れてました(TT)

教室の悪魔」でも、





家庭内で虐待を受けていて、様々な症状が出ているにもかかわらず、困っていること、つらいことは何もない、と言う。
お母さん、お父さんは優しいよ、と言う。それなのに、家庭のことについて具体的なエピソードを何ひとつ語れない






とあります。



自分で自分は居てはいけない子なんだと、子供が思い込む。

これも充分な虐待です。



また趣味のブログの方でしっかりレビューしますので・・・今回は、その少年の成長した姿の画像だけで勘弁して下さい。
x4.jpg







あと、「サイレント・ヒル」ですが、これは映画「バイオハザード」シリーズと同じで、日本のゲームが原作となっていますが、監督が原作ゲームの大ファンらしく、ゲームファンからも評価が高い作品となっているそうです。

私はゲームしていないので、その辺りはまったく分かりませんが、この作品は原作ゲームをプレイしていなくても充分のめり込める作品となっています。

ただ、この作品が侮れないのは、普通に映画のシーンを額面通り受け取って観ても充分楽しめる内容であるにも拘らず、しっかり考察を始めると映画「マルホランド・ドライブ」並みの難解且つ奥の深い作品であるというところです。

おっと、この作品についても、もうひとつの趣味のブログでレビューと、久し振りに思う存分考察してみたいと思っておりますので、楽しみにしておいて下さい。



教室の悪魔」で語られる教室で実際に行われているいじめの手段は、卑劣かつ野蛮であり、まさに集団ヒステリー(狂気)で、大人でも吐き気をもようすくらいのものです。

サイレント・ヒル」でも、事の起こりはこのいじめなのです。
n_ghost-031-12.jpg
いじめを受ける少女は、とってもいい子なのに、父親が居ないことからいじめを受けます。

母親も父親が誰かを言わないことから町の人々は段々いじめがエスカレートしていって、母親の姉が先頭に立って姪である少女を「魔女だ!」と決め付け、いじめが火あぶりにまで発展してしまいます。





この映画を観ても思ったのですが、いじめの問題には、現在の社会の問題点が凝縮されているように思えてなりません。

それが教室であろうと職場であろうと、集団サディズムはどこにでも起こる問題です。

そして、いつもいじめをする側は、





多くのいじめのパタンで、加害者たちは被害者が「いじめられるに値する人間なのだ」という理由を作ろうとする






のです。





「いじめられる方にも原因がある」


本当でしょうか?


まあ、そうかも知れない。


しかし、もしあなたが同じ立場なら、闘えるのでしょうか?


会社で、地域で、全員からいじめられたとして・・・家庭では「しっかりしろ」「ちゃんとこうしたらいいじゃん」と言われる世界で、たった独りぼっちで闘えるのでしょうか?


自分がここをこう変えたらいじめられなくなるだろう!


そういうレベルのことなのでしょうか?





いじめ根絶への取り組みは、子ども達に、悪いことをすれば必ず発覚し、ペナルティを受けるのだという社会のルールを教え、いじめが許されるという歪んだ正義がまかり通っていた子ども社会を、秩序のある社会に立て直すという取り組みである






我が家では、

悪いことをしたら誰にもバレなくても、神様はお見通しだから必ず罰(バチ)が当たる

と教えています。


そして、「神様はどんな顔しとると〜?どこにおると〜?」と聴かれたら。



「神様は目には見えんとよ。そして、いつもここに居ると」



そういって子供たちの胸に手を当てるようにしています。






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