2007年03月15日

ひとつの歴史が幕を閉じました

img_53131.jpg

今月の12日早朝、祖母が息をひきとりました。

最期は子供たちに見守られ、眠るように逝きました。

ひとつの歴史が終わったのですね・・・



あ、上の花の画像は、祖母がこよなく愛した「胡蝶蘭」です。






祖母は先月の27日が誕生日でしたので、歳を重ねたお祝いをしたばかりで、倒れる前日まで・・・否、直前まで、まさかと誰もが思うほど元気でした。

8日に倒れて、そのまま意識が戻らないまま逝ってしまいました。



ですから、なかなか会いに来れなかった親戚は最期にちゃんとお別れの言葉を交わせず、悔やんでいました。


幸い私は、11日に子供たちを連れて祖母に会いに行っていたので、何となくその時にお別れできたような気がしていました。




そういえば・・・私は煙草を止めてそろそろ2年になるのですが、認知症の進んだ祖母は、私の顔を見る度に、

「陽一っちゃん!一服せんね?え?煙草止めたとね!?節約ね!?情けなかねぇ・・・男たる者、そんくらいたしなみたい!お金くらい、あばかんあるっちゃけん、困っとったら祖母ちゃんに言ってこんね!」

と、怒られていたのですが、

その日は珍しく、

「陽一っちゃん!一服せんね?え?煙草止めたとね!?へぇ〜そりゃ偉かねぇ・・・なかなか出来んことやけんねぇ・・・へぇ・・・そうね・・・」

と、しきりに褒められて、
(煙草止めたことで初めて褒められた!何か、妙な感じ)
と、ひょいと思ったんですよ。

今思えば、祖母も何か感じていたのかも知れませんね



この時に、子供たちを連れて行って本当に良かったです。






祖母の病室には、いつお見舞いに行っても常時4〜7人ほどはお見舞い客が来ていて、看護婦さんも驚いていました。


12日に仮通夜を行い、13日に通夜、14日にお葬式をしましたが、当初考えていた人数よりも大勢の人がお参りに来てくれて、親戚一同驚きました。


本当に皆さんに愛されていた人だったんですね・・・。






そうそう、私の子供たちの中で、長女の「あけちゃん」だけは病室にお見舞いに連れて行ったのですが、身近な人の死に初めて触れてショックが大きかったらしく、しばらくは言葉も出ない風でしたが、通夜を経験して、葬儀を経験して、お骨を拾って、やっと気持ちの整理が付いたようです。


下の子二人はまだピンと来ていないようでしたが、
「死んじゃうと会えなくなるけど、神様になるからずっと見守ってくれるんだよ。でも、悪さしてたら、お祖母ちゃんがカミナリ落としてバチを当てるからね!」
と言っています(^^)





お通夜の時に、お坊様が話してくれたお説教で、
親というのは、一番身近なご先祖様。その親を大事に出来なくて、先祖供養などあり得ない
というお話が印象的でした。



本当にそうですね。

祖母を亡くしたのは悲しいですが、両親にもしものことがあった時に、

「もっとこうしていれば良かった・・・」

「もっと早くああしていれば良かった・・・」

「こうなるって分かっていたら、こうしていたのに・・・」

と悔やまないで済むようにしたいと思います。




あ、そうそう父の兄弟が式の時に、どうしてもかけて欲しいといった「千の風になって」という曲があるんですが、すごく良かったですよ!


私は始めて聴いたんですが、紅白でも歌われた位有名な曲なんですね。


もともとは、IRAのテロで亡くなった青年が「ぼくが死んだときに開封してください」と両親に託していた封筒に残されていた詩だそうで、9・11の同時多発テロで父親を失った少女が式典で朗読し、それ以降も多くの人々に詠み継がれ、歌い継がれてきた詩だそうです。


とても素敵な詩だったので紹介したいと思います。





千の風になって」訳詩:新井満さん



私のお墓の前で 泣かないでください

そこに私はいません 眠ってなんかいません

千の風に

千の風になって

あの大きな空を

吹きわたっています



秋には光になって 畑にふりそそぐ

冬はダイヤのように きらめく雪になる

朝は鳥になって あなたを目覚めさせる

夜は星になって あなたを見守る



私のお墓の前で 泣かないでください

そこに私はいません 死んでなんかいません

千の風に

千の風になって

あの大きな空を

吹きわたっています



千の風に

千の風になって

あの大きな空を

吹きわたっています



あの大きな空を

吹きわたっています




posted by 大塚陽一 at 17:00 | Comment(2) | 私という現象は・・・
この記事へのコメント
前回の記事から、気にはなっていましたが・・・

私も一昨年祖母を亡くしました。あの頃の年代の方というのは、私たちでは及びもつかないほどの濃い歴史を背負ってらっしゃるからでしょうか、生き様そのものに重みを感じます。

お祖母さまのご冥福をお祈りします。
Posted by tamagonta at 2007年03月15日 19:35
tamagontaさん、コメントありがとうございます。

>私も一昨年祖母を亡くしました。

そうなんですね。

自分が生まれたころからずっと一緒に居てくれて、家を離れた後も実家に戻ればいつも居た筈の祖母が、今はそこに居ない・・・お別れはなんとなくちゃんと出来たような気がしていながらも、まだ実感できていませんが、本文でも書いた通り、一番身近なご先祖様である両親に、
「もっとこうしていれば・・・」と悔やまないでいいような人生を歩まないといけないと思いました。

>お祖母さまのご冥福をお祈りします。

ありがとうございます。

祖母は、およそ60年ぶりに祖父ちゃんに再会して感激している事と思います。
Posted by 大塚陽一 at 2007年03月16日 11:14
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