2007年04月15日

お気楽育児のススメ

料理は、手をかければかけただけ、美味しくなるとは限りません。

一流シェフが書いた料理本のレシピ通りに作った料理よりも、いつも目分量で作る肝っ玉かあさんの料理の方が美味しい事もあります。

芸術作品も、芸大のテキスト通りに作れば人を感動させるような大傑作が出来るかと言うと、そうとは限りませんし、逆にテキストにこだわらない型破りな発想にこそ、人の心を揺さぶり、琴線に激しく響くような芸術が表現できるのではないでしょうか?

育児もまた、手をかけたり、テキスト通りの方がうまくいくとは限らないようです。




現代世界は、色々な専門家で溢れ返り、様々な専門書がそれこそ唸るほど書店に並んでいます。

特に育児書なんかは、種類も冊数も群を抜いて多いですね。

内容は、それぞれ似たり寄ったりな部分もあれば、それぞれにまったく違ったり、同じ育児手法でも解釈がまちまちだったりします。

それは、どれが正しくて、どれが間違っていると言う類の話しではないのだと思います。というか、我々には正否を判断するだけの英知を未だ手にしていないのではないかと思います。



数多くの育児法に触れてきて、そして人財育成や自己啓発の研修講師を生業とする私の経験からひとつだけ確信を持って言えることは・・・


「親はなくとも子は育つ」



ということです。

人間の赤ちゃんは、産まれてから幼児期あたりまでの間、他の動物に比べて親からの庇護を必要とします。しかし、だからといって何もかも親に依存しないと生きていけないほど、か弱い存在かと言うとそうでもありません。

子供にも自ら成長していこうとする本能が備わっており、子供は子供自身の驚異的なエネルギーとバイタリティ溢れる発想を駆使しながら成長していく過程に、親はほんのちょっとの手助けと、命にかかわる事態を避けるような注意くらいで良いと思います。

子供の成長や方向性を、本当の意味で親がコントロールするような、そんな思い上がった感覚で子供との付き合い方を考えてはならないのではないでしょうか?




それに、「親はなくとも子は育つ」というのは・・・



考えても見て下さい。




よくTVで、「子だくさん十何人の大家族」みたいな番組があっています。

もちろん、一人っ子さんや二人兄弟の子供たちに比べて、兄弟の多い大家族に生まれた子供たちは、中学校を卒業してすぐ就職したり、進学率は低いかもしれませんし、やんちゃなことをする子供が多いと思います。

しかし、人様に顔向けできないような犯罪・・・例えば人殺しとかする子って居ないですよね?

居たらワイドショー的には、おいしいシチュエーションですからね。放って置く訳がありません。



あれは、子供が多すぎてママさんの手が回らず、上の子が下の子の面倒を見ざるを得ない状況が、そうさせているのだと思います。

逆に子供が一人だと、付きっ切りでママさんは構えるから、ついつい色々な育児書を鵜呑みにして、いつしか目的と手段がごっちゃになって、子供を知らず知らずのうちにコントロールしてしまうんじゃないでしょうか?



医者や心理学者、教師といった専門家たちが、自らの説の正当性を訴えるために、「育児の目的はこういった子供にするためである」的なものにしていって、「正解はAですよ。Bだったら間違いですよ」みたいな参考書に答えを求める受験地獄にママさんたちを突き落としているのではないでしょうか?


どんなに顔が似ている人や考え方感じ方が似ている人がいたって、あなたはあなた。

オンリーワンな存在なんです。

もちろんママさんだけど、時に妻で、時に女性なのです。


そして、お子さんも、どんなに顔が似ている子供が居ても、泣き方や笑い方が他の赤ちゃんに似ていても、お子さんはお子さん。

世界でたった一人の存在です。

オンリーワンのママさんとオンリーワンの赤ちゃんだから、それぞれ我が家の育児法があっていいんですよ!(断言)



他のママさんとの違いを見付ける度に「私が悪いのよ」
他の子との違いを見付ける度に「私の育て方が悪いのよ」って罪悪感に襲われるのは、もう止しにしましょう。



でも、実際には罪悪感に襲われながら参考書にかじり付いているママさんたちが多いと思います。

前も書きましたが、妻も(まあ姑からの期待というプレッシャーもあっての事ですが)そういう悩みを抱えて、今でも時々自分の力不足を感じて自責の念に駆られたりしながら、必死に三人の子を育てています。



そこで、妻は元より同じような悩みを抱えるママさんたちに、育児をもっと気楽なものにする手助けをしたいと、「お気楽育児のススメ」というカテゴリを作りました。

不定期更新にはなりますが、出来るだけ手を抜きながら、気楽に、気軽にノンビリと子育てが出来るようなヒントやコツを紹介していきたいと思いますので、宜しくお願い致します(^▽^)




posted by 大塚陽一 at 16:09 | Comment(4) | お気楽育児のススメ
この記事へのコメント
前にも、育児書などを参考にすればするほど…というお話がありましたよね。あの時はコメントしそびれましたが、本当にそういう側面ありますよね。実家の母と姑でいうことが違う…などということもままありますし。
私は幸い周囲の理解に恵まれまして、大変とはいいつつも気分的には楽に子育てに励んでいます。子供にはちょっと事情があって、行政の援助なども受けてかなり助かっています。ありがたや。でも、やはり時折強烈にダメ意識にかられますですよ…

このカテゴリでどのようなお話が展開していくか、楽しみですv 育児は、子供も親も自己肯定でまったり取り組みたいものですよね…

あと、記事とは関係ないことなのですが要望ですvv
少し御無沙汰して覗きに来ると(すみません…パソコン自体を起動させない日が続くこともあって…)、「新着記事」よりも前の記事を読み落としている場合、戻って読むのに手間がかかるので、カレンダーリンクか左メニュー新着記事表示の大増量か、できれば御検討頂けたら嬉しいです〜v (^o^)
Posted by がんがん at 2007年04月16日 17:42
がんがんさん。
コメントありがとうございます!

アドバイス通りカレンダー設置しました!
トップページのみですが・・・(^^)

>このカテゴリでどのようなお話が展開していくか、楽しみですv



(^▽^;)



いやぁ〜私も、大変な分野に手を出してしまったなぁ〜って思っていたところです(^▽^)

でも、このカテゴリの存在が、一人でも多くのママさんのストレス解除の手助けになれば・・・と思っています。

いずれ触れたいと思いますが、近年の育児分野の傾向は、「種の危機」の初期段階ではないかと考えています。

ここでいう「種の危機」というのは、ある種の絶対数が増えすぎた時に、動物たちはメス化していったりして、種が増えすぎないように調節したりするのですが、それと同様のことが起こっているのではないかと思っています。人間は理性や知恵があるだけに、こういった一見無関係な形で、そういった調節が始まったのではないかと・・・
Posted by 大塚陽一 at 2007年04月16日 21:14
カレンダーリンクなど、早速対応して下さってありがとうございますvv 読み落とした記事が結構ありそうなので、これからチェックさせていただこうと思っていますvv

「種の危機」のお話はとても興味深いですね。レミングが海に飛び込むような見えざる調整力が人の精神の分野に及んでいる…というのは、私も感じる部分があります。
他にも、個体の寿命がのびると繁殖力は低下する傾向にあるとか、いろいろありますよね。時に詩的なほどに、生物集団の自然調整力というのはうまく作用しているのだなと思わされます。ただ、子供を産み育てることに希望が持てないという状況は、種としては必然の流れであっても、心情的には淋しいものがありますよね…
この辺の話は実はさらに大好きな分野ですので、これも楽しみです〜vv
Posted by がんがん at 2007年04月17日 16:45
がんがんさん。
コメントありがとうございます。

がんがんさんのように感度が高い方に読んでいただけていると思うと気が引き締まります(^▽^)

頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します!
Posted by 大塚陽一 at 2007年04月17日 18:19
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