2007年06月15日

内省観照3

前回までの記事で、「人財」の特徴が「内省」にあることと。

「内省」が「何事も、自らの中に原因がある」と受け止めること。

「内省」が難しいのは、「自分の正しさは非常によく見えて、他人の落ち度や不備しか目に入らない」のが人間だからという内容を紹介しました。





ちょとまとめましょう。


「人財」が、その他四つの「人材」「人罪」「人在」「人済」と決定的に違う部分は「内省」できるかどうか。


「内省」できるかどうかで、自分の人生のイニシアティブを自分で握るのか、それとも他人に振り回される人生を送るのかが決まる。


つまり「内省」するのは、「失楽園」の原罪を背負う人間には非常に難しい事なのですが、それをしない「人材」「人罪」「人在」「人済」は、他人や運命に振り回され、常に

「アイツさえ居なければ」

「ツイていない」

「過去に戻れたら・・・」

と、自分を取り囲むすべての事柄を呪い、いつまでも苦しいままの不幸な人生を送ることを自ら選択している「ジンザイ」であり、「内省」を心がける「人財」は、すべての事柄が自分の責任と捉えているので、幸せになるために自己啓発をし、自らを改革することによって世の中を変えようとするので、当然「人財」にとって、人生とは「自分次第でいくらでも幸せにも、不幸にもなれるもの」なのです。





またまた、たとえ話をしたいと思います。


『町の住人』

ある町の入口に老人が座っていた。

そこに、よその町から一人の若者(A)がやって来て、老人に話しかけた。

若者A 「私は、この町に引っ越してくることになりました。この町の人たちは、どんな人たちですか?」

老人 「君が今まで住んでいた町には、どんな人たちが住んでいたかね?」

若者A 「自己中心的で不親切な人が多かったです」

老人 「この町も同じようなものじゃ」



しばらくして、また、よその町から別の若者(B)がやって来て、その老人に話しかけた。

若者B 「私は、この町に引っ越してくることになりました。この町の人たちは、どんな人たちですか?」

老人 「君が今まで住んでいた町には、どんな人たちが住んでいたかね?」

若者B 「親切でやさしい人が多かったです」

老人 「この町も同じようなものじゃ」

数ヶ月が過ぎ、二人の若者は、それぞれ同じことを思った。

「あの老人の言ったとおりだ。前の町も、この町もいっしょだ」





もうひとつ・・・




(初詣の神社で)
若者 「神様、今年こそは良い年に!実りある年になりますように!」

神様 「ところで、昨年はどんな年であったのかな?」

若者 「昨年は、あまり良い年ではありませんでした」

神様 「今年も、同じようなものであろう」

若者 「そ、そんなー!どうすれば、今年を良い年にできますか?」

神様 「昨年の収穫に気づき、それに心から感謝できたら、今年は良い年になるであろう」


「神社は、願をかけるところじゃないし、初詣は神様に一年の感謝を述べることだぞ!」というツッコミはご遠慮下さいm(_ _)m





どちらも、同じ英知を我々にわかり易く教えてくれているたとえ話です。




私が面接の時に必ず聴く項目のひとつに、

あなたはツイテいるか、ツイテいないか、どちらかと言えば、どっちですか?

という質問があります。

「え?運が・・・ですか?」

とか

「どっちとも言えないですねぇ」

とか、返してくる人も居ますが、この質問の意図は何かというと、

その人が「自分に起こる事柄を、どう受け止める人なのか?」と「何事も他人の所為にする人なのか、それとも自分の落ち度を探そうとする人なのか?」ということです。




ここで、昔書いた詩を紹介させて下さい。





「僕達→僕と君」

僕達は

同じ服を着て

同じもの食べて

同じ音楽を聴いて

同じ場所に座って

同じ空気を吸って

同じ夕陽を見ながら

同じ星空を見ながら

同じように微笑んだけど

違う事を感じてたから

僕達から

僕と

君になった






同じ境遇に見舞われても、同じ事件が起こっても、

人によっては、「何でこんなにツイテないんだろ?」

人によっては、「おお!これはツイテる!」

となります。



本当ですよ!

この位違うんですよ!







次回は、「内省」のまとめと「人財」のまとめを書く予定です。




posted by 大塚陽一 at 10:47 | Comment(0) | 人財共育の手引き
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