2007年08月01日

面接のコツと映画「雨あがる」

私の担当業務は、(面接〜業務に就く前段階で、仕事に対する意識や、人生観、死生観、セルフアイデンティティの確立、自分の理念設定、今回の仕事をする上での目標設定をするための研修)となりますが・・・



あなたは面接官として面接を行った事が有りますでしょうか?



もし、お有りなら共感頂けると思いますが、面接って滅茶苦茶疲れますよねぇ〜?



すごい精神的な重労働です。



なんたって、ほんの数十分で応募者の適正や、資質、意欲、クセなどを見抜かないといけないんですからっ(×∞×)

その人を見抜く手引きにする為に履歴書や職務経歴書というのが存在しますし、面接時に、来社した方にシートを渡して記入してもらう面接法もありますよね。



とにかく責任重大な仕事です。



その面接次第で、会社の将来にも、面接を受けた人の人生にも、大きな影響を与えてしまうのですから。



そこで、私もこれまでずっと面接の精度を上げよう、上げようと何度も工夫を重ね、常に試行錯誤しながら構築した面接のコツというのがあります。

今日は、その中のポイントをいくつか紹介しようと思います。



まず、私は履歴書の内容には、ほとんど触れません。

特に学歴や職歴に関しては・・・

よく、前職の辞め方や、大学に目的意識を持って通ったかどうかは、重要だとおっしゃる方がいらっしゃいますが・・・いや、もちろん大事ですよ。



しかし、過去は過去。



今さらどうしようもないことに捕われて、「また同じことになったらどうしよう・・・」とか、「ああ、やっぱり、また同じことになってるな・・・」となったり・・・あまりいい結果に繋がったことが有りません。



それより、今の自分が、過去を振り返り、どう思っていて、どうしていこうと考えているかの方が大切です。

ですから、私は、過去を振り返っての自分を踏まえた上での反省点や、今の自分に活かされているという点を教えてもらうようにしています。

もちろん、自己評価ほど当てにならないものは無いというのは、大前提ですゾ!



ここで知っておきたいのは、自分の存在を「好し」と。

「善し」としているかどうかというところです。



私の敬愛する漫画家島本和彦氏も、自身の作品中で「身体を叩いて埃の出ないヤツなど居るか!」と言っています。

これは真理ですね。

問題は、それを自身の肥やしに昇華できているのか、それとも汚点として卑下しているのかというところなのです。

自分の失敗を、失敗のままで放置せず、しっかりと、そのことの意味を問い、明日の自分の糧に出来ている人財なら、ある意味軌道修正さえ時々してやれば、自分で解決策を見付け、自分で課題を設定し、乗り越えられる資質を持っているということになります。



ようは、履歴書に書かれた事実を、どう本人が認識しているかが問題なのです。



日本映画の作品で、「雨あがる」という作品が有ります。






映画「雨あがる」は、故黒澤明監督が、生前に書き留められた脚本を弟子である小泉堯史が監督したもので、原作は山本周五郎氏。



享保の時代、三沢伊兵衛(寺尾聡)という一人の心優しい浪人がいた。

仕官のくちを求めて最愛の妻たよ(宮崎美子)と共に全国を旅する伊兵衛。

そんなある日、夫婦は長雨続きで川を渡れず宿に逗留することになる。

その宿は長雨のせいで鬱々と過ごす人々でごったがえす中、わずかな食事を盗んだ、盗まないで大喧嘩が勃発。

見るに見かねた伊兵衛は、賭試合をし、賭けで儲けたお金で、宿の人々に酒食をごちそうする。



そんな伊兵衛に仕官の話が持ち上がる。

剣の腕前は、確かな伊兵衛、仕官は決まったも同然だったが、その矢先、先般の賭試合のことがばれてしまい、仕官を断られてしまう。

四角四面、杓子定規な言い分で仕官の話を断りにきた役人に対して、妻のたよが言った台詞が、



「人は何をしたか…ではなく、何のためにしたか、だと思うようになりました。
そちらの木偶の坊にはお分かりにならないことだと思いますが」






人間が生きるという場合、「何かをしながら」生きて行くものです。

最初から出来上がった人が入る訳ではないので、未熟な対処や、後で考えれば「もっとこうした方が良かった」なんてことは、それこそ死ぬまで何回でも続くでしょう。

しかし、「何をしたかではなく、何のためにしたか」というところに焦点を当てて考えれば、手段が少々まずくても、可と出来ることが多いのではないでしょうか?

また、後悔してしまうことが有ったのであれば、「よし!次は、こうしよう!」と学びに変えるべきではないでしょうか?

・・・と、また脱線していますね(^^;)





話を面接に戻して・・・と。





つまり、面接時に相手を見る際、「何をして生きているの」、何をして生きてきたのか」よりも、「何のために生きているのか、何のために生きてきたのか」のほうが大事だと思います。

そして、自分の過去を認めている人にしか、自分で誇れる未来を築き上げるために挑戦することは出来ませんね。




ちょと、長くなってしまったので、他のポイントは、また後日紹介します。

お楽しみに〜(^▽^)

posted by 大塚陽一 at 11:29 | Comment(0) | 人財共育の手引き
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