2007年07月10日

児童虐待やDV(ドメスティック・ヴァイオレンス)について

以前、「正解を求める心理」↓
http://familyties.seesaa.net/article/47017951.htmlという記事の中で、

現在のほとんどの大人たちは、何が「正解」で、何が「正しい答え」なのかだけを求め、「どう思うか」「どう感じるか」という自分の感情や考えが、まったく無い状況にある。

という内容を述べましたが、これは大変な問題だと思います。



そして、そういう傾向が児童虐待やDVなどと、無関係ではない。いや、むしろ根幹では深い係わりがあるのではないか?と考えています。



順を追って説明したいと思います。



まず、児童虐待もDVも、それを行う者の幼少時代に、原因があるといわれています。

児童虐待の加害者は、例外なく本人自体がDV家庭に育ち、虐待を受けた過去を持っているといいます。



現代は、どこを見ても児童虐待やDVで溢れているように見えます。

では、過去も現在と同じ割合で児童虐待やDVが行われていたのでしょうか?




児童虐待に対する認識度の高さによる発見率が向上した現代と、比べるのは精度を欠くことになるでしょうが、過去の実発見のケースを視野に入れて比較しても、現在ほど多くは無かったでしょう。



では、児童虐待を加速させた原因はなにか?

そして、その原因と「正解を求める心理」との関係はなにか?


その関係を解き明かしてみたいと思います。
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posted by 大塚陽一 at 12:30 | Comment(0) | お気楽育児のススメ

2007年04月19日

三歳児神話の真実


「三歳児神話」というのをご存知ですか?



「子供は三歳までは、母親の傍で育てた方がいいんよ〜。ほら、『三つ子の魂百まで』って言うやろぅ?」

もし、あなたが子供を持つパパさんやママさんなら、こんな風な話をされた経験があるのではないでしょうか?



この神話の根拠が、どこにあるのかご存知でしょうか?



それは、心理学者のジャン・ピアジェの研究にあります。



彼は、生まれたばかりの赤ん坊が、どのようにして親を認識し、感情を発達させ、言葉を獲得していくのかという発達の過程を研究しました。

その結果、乳幼児は三歳までの期間に、脳・身体・感情を発達させる方向性・成長の基礎を形作る事を発見しました。

ですから、この基礎を形作る時期に、出来るだけ良い刺激を与える事が、その後の発達形成に大きな影響を与えるとしました。



このピアジェの説が、大きく広がって行き、「最低でも、三歳までは母親の無償の愛情で育んであげることが、子供の将来にとって何ものにも替え難い最高の環境なのだ」という「三歳児神話」となっていきました。





この説は、妻や嫁を、専業主婦・母親として家庭に閉じ込めたがっていた人たちにとって自説(女は家庭に収まるべし)を裏付ける「科学的裏づけ」として、大いに利用され、マスコミによって「常識」として世の中に浸透していきました。



しかしピアジェは、「三歳までに基礎が出来るから、大切な時期だ」とは言いましたが、「母親が傍に居なければ」とは、一言も言っていません。



偉大な研究結果や発明発見というものは、その当時の思想や、政治に権威を持たせるために利用される運命にあるのでしょうか?




この「三歳児神話」は、正論として現在もまかり通っており、何人ものママさんが「子供のために母親が犠牲になるのは当然」と、自分の生き方を否定され続けています。



そして、専業主婦や姑からの「子供の将来を犠牲にしてまで、仕事に行かんでもねぇ・・・せめて三歳過ぎるまで待ってあげたらいいのに・・・」という冷たい視線や、「子供が怪我をしたので・・・」「・・・熱を出したので早退させてください」と申し出た時の、難色を示す上司の溜息に耐え、何とか仕事と育児と家事のバランスを保とうと孤軍奮闘している誰にも言えない苦しい心情を、夫にだけは理解して欲しいと、コミュニケーションを取ろうとすると、「そんなにつらい思いをしてまで君が仕事をしなくても、家族みんなが食べられるだけの収入はあるじゃないか!」などと、言われて・・・これで、ストレスを溜めるな!育児ノイローゼになるな!と言う方が無理と言うものじゃないでしょうか?




例え実の母親であっても、ストレスを抱えたママさんがたった独りで子育てをするよりも、たとえば保母さんや、お祖母ちゃんが気持ちを安らかに育児に加わり、仕事を終えてから我が子の育児をバトンタッチという方がよっぽど子供にとっては恵まれた環境ではないでしょうか?


子供にとって大切なのは、一緒に居る時間がどれだけ長いかではなく、例え一緒に居る時間が短くても、一緒に過ごす時間の密度の濃さではないでしょうか?


例え一日に一分しか一緒に過ごせなくても、その一分にすべての愛情を注ぎ込み、思い切り抱きしめてあげればいいのではないでしょうか?


「三歳児神話」というのは、あくまで「神話」、迷信に過ぎません。

もし、あなたがこんな「神話」に苦しんでいるのなら、
いつまでも、こんな迷信に縛られずに、早くこんな「神話」から自由になって欲しいと思います。

「神話」は「神話」。

本当の真実ではないのですから。



posted by 大塚陽一 at 22:35 | Comment(0) | お気楽育児のススメ

2007年04月16日

体罰について〜その1〜

体罰は暴力だからダメなんじゃないか?



シツケだからといって体罰を加えるのは虐待なのではないか?



と、生真面目に思い悩んでしまうママさんがいます。







育児書の多くは、「叱るのと怒るのは違う」とか、「心を大切にするために、叩く前に諭す」とよく書いてありますね。



私は「カッとなって叩いてしまう」のも有りだし、「コノヤロー!」とゲンコツかますのも全然有りだと思いますよ。

同じように「愛しさが溢れてきたら抱きしめればいい」のだし、「頬ずりしてもチューしてもいい」と思います。



叩くとか、抱きしめるという感情の表現行為は、考えた末にとか計算ずくでやることではありません。

自然な感情の発露が、行為として行われるのです。



よく「これは愛のムチだ」と、「叩いた俺の心の方が痛い」とか言いますが、やっぱり叩く瞬間は「コノヤロー!」と思って叩くものです。

その後で我に返るから、俺の心の方が痛くなるのです。



自分の子供は「何をしたって可愛い。ましてや憎むなんて・・・」というのは嘘です。

親子という前に、人と人。
人間同士なのですから、憎む事も嫌う事もあって当たり前でしょう。



親子関係は、お芝居ではありません。

人間関係そのものなのです。

だからイキイキとした人間関係の場で、怒ったり、笑ったり、泣いたり、怒らせたり、笑わせたり、泣かせたりしながら、人と人の心が自然に触れ合い、ぶつかり合い、学んで育っていく環境の方が、よっぽど人間らしく正常な世界ではないでしょうか?



そういう親子が切磋琢磨する場としての家庭環境を作っていくべきではないでしょうか?



よくコーチングの世界では、「コーチが感情的になってしまってはいけない」というのが定石となっています。しかし、私は今までに何度も、トレーニングの場で感情的になって怒号を上げ、激怒したことがありますが、その時のトレーニー(トレーニングの受け手)に限って、職を離れた後も忘れた事に便りをくれたり、「あの時に愛情を感じた」というメンバーも居ました。



本気で心配するからこそ怒ることもある。



それが人間です。



子供達も、人間なのですから。

posted by 大塚陽一 at 21:20 | Comment(0) | お気楽育児のススメ

2007年04月15日

お気楽育児のススメ

料理は、手をかければかけただけ、美味しくなるとは限りません。

一流シェフが書いた料理本のレシピ通りに作った料理よりも、いつも目分量で作る肝っ玉かあさんの料理の方が美味しい事もあります。

芸術作品も、芸大のテキスト通りに作れば人を感動させるような大傑作が出来るかと言うと、そうとは限りませんし、逆にテキストにこだわらない型破りな発想にこそ、人の心を揺さぶり、琴線に激しく響くような芸術が表現できるのではないでしょうか?

育児もまた、手をかけたり、テキスト通りの方がうまくいくとは限らないようです。




現代世界は、色々な専門家で溢れ返り、様々な専門書がそれこそ唸るほど書店に並んでいます。

特に育児書なんかは、種類も冊数も群を抜いて多いですね。

内容は、それぞれ似たり寄ったりな部分もあれば、それぞれにまったく違ったり、同じ育児手法でも解釈がまちまちだったりします。

それは、どれが正しくて、どれが間違っていると言う類の話しではないのだと思います。というか、我々には正否を判断するだけの英知を未だ手にしていないのではないかと思います。



数多くの育児法に触れてきて、そして人財育成や自己啓発の研修講師を生業とする私の経験からひとつだけ確信を持って言えることは・・・


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posted by 大塚陽一 at 16:09 | Comment(4) | お気楽育児のススメ
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